人の首は頚椎と言われる七つの骨が連なって構成されています。横から見ると、まず身体の前方に向かいカーブしていき、後に後方にカーブしていきます。この曲線を生理的前弯(せいりてきぜんわん)と言います。この生理的前弯があることにより、成人で体重の約10％（ボーリングの玉ぐらい）あると言われている頭の重さを分散させ、衝撃を和らげています。

首は下を向くと前弯が少なくなりストレートになります。デスクワークなどの座ったままの姿勢やスマホ・パソコン作業により下向きの状態が長時間継続して続くと筋肉や関節が固まってしまいストレートネックになってしまいます。

自分がストレートネックかどうか、簡単なセルフチェックがあります。

まずは仰向けに寝てチェックする方法です。頭の下に何もない状態で寝た時に、顎が上に突き出ていたり、首に何らかの症状や違和感が出る場合は危険信号です。ストレートネックが進行し、背骨の生理的弯曲が保たれていない可能性があります。

次に壁に立ってチェックする方法です。かかと・お尻・肩を壁にくっつけて立ちます。顎を引いた状態で後頭部が当たれば正常で問題はありません。もし顎や首を上げてようやく当たる場合はストレートネックの可能性が高いかもしれません。まったく当たらないという方は要注意です。だいぶストレートネックが進行している状態なのでなるべく早く受診してください。

単なる肩こりや頭痛だからと何もせずにストレートネックを放置してしまうと、めまいや耳鳴り・吐き気や手のしびれ等症状が悪化していき、どんどん首への負担が増え、頚椎の変形やヘルニアなどに移行する可能性があります。完全に骨が変形してしまうと手術しかありません。そうなる前に早めの治療や予防が大切になります。

ストレートネックの原因は殆どが不良姿勢です。まずは「シセイカルテ」という姿勢分析アプリを使用してお身体が今どういう状態なのか、ストレートネックがどこの部分が原因でなってしまっているのかを一緒に確認をしていきます。

この姿勢解析アプリでは将来どのような身体になってしまうのか、現在の姿勢だとどこの筋肉が張ってきてしまうかなどもみることが出来ます。

まずは患者さんにお身体の状態をお互いに確認したうえで施術をしていきます。

姿勢の歪みは骨盤の歪みからきています。永福東京のへそ整骨院では「ブロック」という器具を使用したソフトカイロやより細かく矯正する徒手矯正を行い、土台となる骨盤を正しい位置に調整していきます。調整したうえで固まった筋肉や関節にアプローチすることにより治療効果が高まります。

悪化してなかなか取れない症状に対しては当院自慢の「鍼灸治療」「ハイボルテージ治療」でより直接的に治療していきます。血流が改善されて自然治癒力が高まることにより回復が早まります。

自宅で出来るストレッチや軽い運動などお伝えしてセルフケアのアドバイスもさせていただきます。

少しでも気になる症状がありましたらまずはご相談下さい。