変形性膝関節症は膝の関節軟骨がすり減って、衝撃吸収がうまくいかなくなり関節に炎症や可動域制限が起こり痛みが発生する状態です。軟骨は加齢や膝への負担が多くなったときにすり減ることが多いです。

体重の増加も原因となることがあります。体重が増加すると膝への負担が増えますので適度な運動や食事の改善を取り入れて、体重をコントロールしましょう。

また、足を支えている筋肉が衰えると、からだの重みや衝撃を受ける部分が不安定になり、膝関節への負担が大きくなります。膝が痛いから動かないでいると、ますます筋肉が衰えていきさらに痛くなるという悪循環に陥ってしまします。

特に高齢者では膝に負担が掛かってくるとクッションの役割である軟骨がすり減り易くなってしまい、滑らかな動きができず、炎症が起きて痛みになります。摩擦した軟骨は再生しないため早い段階で食い止めることが大切です。

激しいスポーツや転倒などによる半月板損傷や靭帯損傷も膝の関節を傷つけて、変形性膝関節症の原因になります。若いときに半月板や靭帯を痛めると、中高年以降に痛みがでて変形性膝関節症などの膝の病気になりやすいといわれています。

一度ケガした部位はその方にとって負担のかかりやすい場所となりますので継続したケアが必要になります。

変形性膝関節症の初期症状は軽度なことが多く、原因もはっきりしていることが多いため、放置してしまう人は珍しくありません。

特に、加齢が原因と思っている場合、多くの方が見過ごしてしまいがちです。痛み自体は何となく感じるものの、大したものではないと自己判断し、対処する必要はないと考えてしまいます。

朝起きたときや動作始めの膝のこわばり・座った状態から立ち上がる際に何となく感じる痛みや正座がし辛くなったり、膝が曲げ辛くなる等が変形性膝関節症の初期症状に当てはまります。

症状が進行している時期の痛み

初期の段階では、膝の痛みが起こるタイミングはある程度一定なことが多いです。

しかし、症状が進行するにつれて、だんだんと痛みがひかずにいつまでも続くようになります。

この段階になると関節がこわばる感覚が強くなり、ひざの動きが鈍くなります。また、膝に腫れ・熱感が感じられるようになり、水もたまり始めます。O脚が進行するのもこの時期です。

末期の痛み

末期状態になると、日常生活にも影響がでてきます。
軟骨が減少し、骨同士のこすれ合いがより目立つようになります。
関節が固くなって変形も進行し、どんどん足を動かすのがつらくなっていきます。

最終的には、膝の痛みのために歩けなくなり、関節自体が曲げられなくなったりします。
ここまでの症状がでると、手術を検討するレベルです。

具体的には、膝のすり減った軟骨をサポートするために、人口膝関節置換術の手術を行うことが多いようです。
使用する人口膝関節は耐用年数が長くて20年といわれています。

手術を終えて完全に良くなる人もいれば、症状が全く改善されなかった人もいらっしゃいます。

早期の治療により手術も回避できますし、変形の進行を止めて痛みの等の症状を改善出来ます。

少しでも膝に違和感がある人は早めの受診をお勧め致します。

当院では日常に支障をきたさないように、当院独自の治療法で様々な治療技術を組み合わせて根本的な改善を行っています。

まずは問診と徒手検査や「姿勢カルテ」というAIによる姿勢分析アプリを使用して肩や首の動き、骨盤や身体全体のバランスを診ていきます。

バランスの崩れや歪みは日常の癖や行動パターンなどから起きることが多いので、日常の生活や普段行っていることをお聞きして、膝の痛みの根本的な原因を見つけていきます。

まずは筋肉からアプローチしていきます。

そして歪んでしまった身体を整えて筋肉のバランスを調整していきます。調整をしてもまた同じように歪んだりしないように、身体の使い方や悪い癖を直して、再発しにくい身体作り、そしてそれをずっと維持できる様にセルフケアのやり方もお伝えしていきます。

根本から治すにはまずは何が原因かをしっかりと見極める事が必要です。

永福東京のへそ整骨院では来ていただいた患者さん一人一人に合わせた治療を心がけています。

このような症状は一人で悩んでいても良くなりません。しかも放置すればするほど治りにくくなります。

早く良くするには、一人で悩まず、お気軽にご相談ください。